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脱メタボリックシンドローム宣言!
メタボリックシンドロームとは
メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪の蓄積によりインスリンの働きが低下し、糖尿病、高中性脂肪血症、低HDLコレステロール血症、高血圧などの動脈硬化危険因子
が、増大している状態です。たとえ一つひとつの程度が軽くても、重複して存在すると動脈硬化性疾患
の発症が相乗的に増加するので、高コレステロールに並ぶ危険因子として、世界的に注目されています。
内臓脂肪が蓄積すると、様々なアディポサイトカインの分泌異常が生じ、そのためインスリン機能低下や血栓が引き起こされると考えられています。アディポサイトカインの中でも、インスリンの働きを高めたり、抗動脈硬化作用があるアディポネクチンが、内臓脂肪の蓄積により減少します。このことが、糖尿病や動脈硬化疾患の発症に関与していると言われています。最近では、血液中のアディポネクチンが測定できるようになり、動脈硬化の危険性の判定の指標に使われています
メタボリックシンドロームの診断基準 |
ウエスト |
男性 85cm以上 女性 90cm以上 (共に内臓脂肪面積100cu以上) |
上記に加えて以下のうち2項目以上 |
検査結果 |
中性脂肪 |
中性脂肪:150mg/dl以上
HDLコレステロール:40mg/dl以下 |
コレステロール |
血圧 |
最高血圧:130mmHg以上 かつ/または 最低血圧:85mmHg以上 |
血糖値 |
空腹時血糖:110mg/dl |
1. メタボリックシンドロームの恐怖
@動脈硬化症の要因疾病 |
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肥満 |
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高血圧 |
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高脂血症 |
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糖尿病 |
A動脈硬化症による疾病 |
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狭心症 |
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心筋梗塞 |
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脳内出血 |
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くも膜下出血 |
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脳梗塞 |
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腎臓病 |
2. メタボリックシンドロームの治療法
メタボリックシンドロームの治療のポイントは、個々の病態を治療するのではなく、その疾病の原因である内臓脂肪を減少させること。内臓脂肪は皮下脂肪と違い減少するのが速いため、少しの減量で削減効果が期待できます。 そのため、標準体重をめざす大幅な減量は必要とせず、現体重またはウエスト周囲径のマイナス5%程度を目標に、3〜6カ月かけて緩やかな減量を継続させます。
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早分かり
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